2015年7月8日  
 

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人民網日本語版>>経済

専門家、BRICSは今後も世界経済の成長をけん引

人民網日本語版 2015年07月08日16:41

ドイツ・シラー研究所の創立者ヘルガ・ツェップ- ラルーシュ氏は人民日報の取材に対し、「BRICS(新興5カ国。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は依然として今日の世界経済の成長をけん引する重要な力だ。特に中国は改革と発展の原動力の強化を強調している。BRICSの未来は明るい」と指摘した。

BRICS諸国には明らかな経済的相互補完の関係が存在する。オーストリア紙「The Australian」の記者・蔡源氏は、「BRICS諸国は経済発展においてそれぞれ強みを持ち、大きな相互補完性があり、協力の余地は大きい。例えばロシアとブラジルは自然資源大国であり、中国は自然資源に対して大きなニーズを持つ。中国は製造業大国であり、現在産業のモデルチェンジ・アップグレードに取り組んでいる。インドはサービス業の輸出国であると同時に、現在製造業の発展を推進している」と指摘する。

インド・オブザーバー研究財団のサミール・サラン副所長は人民日報の取材に対し、「BRICS諸国のうち、地理的に近いインド・ロシア・中国の3カ国はエネルギー、生産能力、市場などの分野で相互補完性が強まっており、多くの協力のチャンスがある」と述べた。

中国はすでにロシアとエネルギー供給に関する協定を結んでおり、高速鉄道協力にも重要な進展があった。中国とインドはインフラ建設、鉄道のアップグレード改造などの面で協力を進めている。ロシアとインドは2国間の貿易の便利化、輸送ルート開通などの戦略構想を間もなく実施する計画だ。

国際通貨基金(IMF)の統計によると、過去10年間のBRICSの世界経済成長に対する寄与率は50%を上回る。IMFが今年発表した「世界経済見通し」によると、BRICSの経済成長率は先進国、および世界平均を上回り、世界経済成長への寄与率はますます高まっている。


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