程大使は次のように述べた。習主席は中日友好交流大会で演説した時、「徳は孤ならず、必ず隣あり」(徳ある者は孤立することはなく、必ず仲間がいる意)という言葉を特別に取り上げた。習主席はこの古い言葉を引用して次のような道理を示したと私は考える、つまり、中日両国は引っ越しのできない隣人で、「和すれば共に利し、戦えば共に傷つく」、これは双方の2000年の交流の歴史と近代の不幸な歴史から得られた大きな経験と教訓で、中日平和、友好、協力は唯一の選択である。両国人民が誠意をもって仲良くし、徳を以て隣人と接すれば、中日の代々の友好を必ず実現することができるのだ。習主席の演説は中日関係を積極的に改善し発展させる中国側の善意と誠意を十分示したもので、中国は一貫して中日関係の発展を重視しており、日本側と共に、中日の四つの政治文書を踏まえて、両国の善隣友好協力を進めていきたいと願い、また、両国の交流と協力の拡大、深化を通じて、両国人民に一層多くの利益をもたらしたい、と日本各界に伝えようとしている。
程大使は次のように表明した。「国の交わりは民の親しさにある」と言うが、中国政府は両国の民間交流を支持し、両国各界の人びと、特に若者が中日友好事業に進んで身を投じ、交流協力の中で理解を増進し、相互信頼を築き、友情を発展させることを奨励している。駐日大使館は中日青年交流を重視し、中国の「小さい大使」の訪日や日本の大学生の訪中を実現させるなどの活動を積極的に進めて、両国の若者に、顔を合わせた交流の機会を一層多く提供し、彼らが将来相手側を客観的理性的に認識、理解するための基礎を築いている。われわれは両国人民が友好への揺るぎない信念をもち、積極的に行動して、双方の友好交流と協力を強化し、中日関係の改善と発展のために一層多くのプラスエネルギーの集めるよう期待している。