2015年7月27日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>中日フォーカス

程永華大使、中国国際放送のインタビュー受ける (5)

人民網日本語版 2015年07月27日13:19

程大使は次のように指摘した。抗日戦争勝利70周年という特別で敏感な年に、中国側は「安倍談話」に注目すると同時に、日本政府が国会で安全保障関連法案を全力で進めていることに注目している。この法案は戦後の安全保障政策の歴史的な大幅見直しと言えるもので、日本の今後の行方に重要な影響を及ぼすだろう。過去の歴史と教訓にから、隣国そして過去に日本が起こした侵略戦争の被害国として、中国側は当然日本の軍事安全保障政策の見直しによって中国の主権と安全保障の利益が損なわれないか非常に注目しており、これは一種の「警戒としての注目」だ。同時に、われわれは日本が安全保障立法推進の過程でしばしば中国を引き合いに出し、いわゆる「中国の脅威」を喧伝し、さらには他国と連合して中国をけん制・封鎖すると言い放っていることに留意している。このような考え方、やり方は典型的な冷戦思考で、中国側は断固として反対する。私は、冷戦はとっくに終わっており、冷戦思考で中国の発展をけん制することはグローバル化という時代の流れに完全に逆らうものだと言いたい。このようなやり方で1950年代に中国を閉じ込めることはできなかったし、今後はもっとできない。

中韓日関係および東アジア地域の協力について、程大使は次のように述べた。中日韓はすべてアジアの重要な経済体で、国内総生産(GDP)の合計は東アジアの90%、世界の20%を占め、三国が良い方向へのインタラクティブ関係を築けるかどうかはアジアの今後にとって大事な役割をもつ。中日、中韓は互いに重要な隣国で、中日間には戦略的互恵関係があり、中韓には戦略的協力パートナーシップがあり、これらの関係を発展させることは、三カ国人民の根本的利益に合致する。この地域の重要な国として、中日韓は積極的なインタラクティブ関係を築き、互恵協力をすすめ、人的・文化交流を深め、地域問題での協調・協力を強め、共に地域の平和、安定・発展に積極的に貢献すべきだ。

程大使は次のように強調した。中国側は一貫して中日韓の協力を重視し、相互信頼、相互尊重、平等互恵、ウィンウィン追求を基礎に、日韓との各分野での協力を深め広げて、三国協力を絶えず新たな段階に推し進めることを願っている。現在、中日、日韓関係にはいずれも困難があり、三国の協力を妨げ、地域の協力プロセスに一定の影響を与えている。中韓には歴史問題において共通の関心があり、われわれは日本側が誠実で、責任ある態度によって関連の問題に適切に対処し、本当に「歴史を鑑とし、未来に向かう」精神で、アジアの隣国との関係を積極的に改善し発展させるよう希望している。(写真は在日本中国大使館のウェブサイトより)(編集XM)

「人民網日本語版」2015年7月27日


【1】【2】【3】【4】【5】

関連記事

コメント

最新コメント