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人民元は年内にSDR採用か レートの安定が後押し (2)

人民網日本語版 2015年08月07日08:20

統計によると、最近は最も広く使用される新興市場の通貨24種類のうち、20種類が値下がりしている。ロシアのルーブル、チリのペソ、ブラジルのレアルは5月中旬以降の下げ幅が10%を超えた。

だが人民元の対米ドルスポットレートは先週は引き続き小幅に動きながら横ばいで落ち着き、基準値も基本的に前週の水準を維持し、人民元レート基準値は累計4ベーシスポイント上昇して6.1172元になった。前週は累計23ベーシスポイントの低下だった。

趙副院長は、「実際には、人民元レートは改革が行われて以来、相対的に堅調で、東南アジアの危機への対応でも、2008年に発生した金融危機への対応でも、人民元レートの安定を受けて、他の通貨はより早く危機から抜け出すことができた」と話す。

消息筋によると、「IMFが人民元のSDR採用を先送りするよう提言した」ことについて、IMFの関係者は、「この情報は誤解だ。SDR通貨バスケット調整の発効期限が2016年9月30日に先送りされたことと、人民元をSDR通貨バスケットに採用するかどうかの決定は別のことであり、混同してはならない。IMF理事会は現在、15年の遅い時期に人民元を採用するかどうか決定する計画だ」と話しているという。

UBSグループの汪濤中国チーフエコノミストは、「実際のところ、IMFの今回の報告によりSDR採用の可能性が高まったとみられる。そうでなければ技術的な細部を議論する必要はない。人民元は年内に原則としてSDRに加わることを認められるが、技術的な原因により実際にバスケット入りして計上されるのは来年になることが予想される」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年8月6日


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