タイ・バンコク市の中心部にあるラチャプラソン交差点付近で大きな爆発が発生してから19日で3日目を迎えた。在タイ中国大使館が同日午後発表した最新の死傷者統計データによると、今回の爆発で犠牲となった中国人は7人となった。このほか、病院に入院して治療を受けている中国人は27人、うち9人は重傷という。人民日報や新華社など各メディアが伝えた。
タイ警察側は19日、爆発事件に関わったと見られる「黄色いシャツの男」の似顔絵を公開すると同時に、人々からより多くの情報を得るため、100万バーツ(約350万円)の懸賞金をかけて、この容疑者の行方を追っている。
タイ警察は、爆発現場付近に設置された監視カメラの映像の分析結果にもとづき、容疑者の上半身の似顔絵を制作した。この似顔絵の人物は、若い男性で、肌の色は浅黒く、彫りの深い顔立ちで、ひげを生やしており、黒縁の眼鏡をかけている。
タイ警察のソムヨット・プーンパンモウン長官は、「この『黄色いシャツの男』が、タイ人なのか外国人なのか、変装しているのか否かについて、現時点で断定することはできない。また、この人物がまだタイ国内に留まっているのかどうかも分からない」と話している。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月20日