世界各国の49人の首脳および政府上層部代表が9月初めに北京に集まり、中国抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事に出席する。中国の程国平外交副部長(外務次官)は27日、9月3日の記念行事に出席する各国来賓は歴史関連の慶祝行事で過去最多規模になると指摘した。中国のこの輝かしい外交舞台が国際世論の中心となるのは必至だ。この2日間でロシアや韓国などが国家指導者の来月の訪中日程を相次いで発表した。軍事パレード出席以外に、訪中活動を行う指導者もいる。中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉副所長は27日、環球時報の取材に「今回の行事を通じて、中国は平和的発展維持の誠意を世界に示すだけでなく、ホームグラウンド外交を展開することも望んでいる」と指摘した。環球時報が伝えた。
イタル・タス通信の27日の報道によると、クレムリン報道局は26日、プーチン大統領が9月2、3両日に訪中することを発表した。軍事パレードに出席するほか、中国首脳と会談し、両国関係の発展および重要な国際・地域問題について話し合い、国連やG20などの枠組での協力深化について意見交換する。ユーラシア経済連合とシルクロード経済ベルトの連結も議題となる。
韓国KBSテレビの27日の報道によると、青瓦台は26日、朴槿恵大統領が9月2日から訪中し、同日習近平国家主席と会談することを明らかにした。韓国聯合ニュースによると、朴大統領と習主席の会談は6回目で、韓国側は韓朝ハイレベル対話での合意後双方関係に転機が生じたことなどを説明し、朝鮮の態度変更を促す役割を発揮するよう中国側に求める可能性がある。朴大統領は3日、軍事パレードその他記念行事に出席する。中国の軍事パレードへの韓国大統領の出席は初だ。朴大統領は4日、上海を訪問して上海大韓民国臨時政府跡地の再オープン式典に出席し、現地韓国人と昼食懇談会を行うほか、韓中ビジネスフォーラムにも出席する。
中国抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事に招待を受けて出席する他の国々もこのほど指導者の訪中日程を発表した。南アフリカは26日、ズマ大統領が9月3日の行事に出席するほか、今年12月初めに南アフリカで行われる中国・アフリカ協力フォーラムの準備作業について中国側と話し合うとともに、昨年の訪中時に中国側と署名した「5-10年協力計画」の実行を後押しすることを発表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年8月31日