8月の「科学のデマ」、メガネをかけると近視が進行する？ (4)

4.メガネをかけると近視が進行する？

真相：近視用のメガネは一種の凹レンズで、光線を発散する力を持つ。メガネを作る場合、通常メガネと水晶体の焦点距離を合わせようとする。こうすることで物体が形作る像が網膜に映る。メガネが目に合わなければ矯正にはならず、むしろ結晶体を過度に引き伸ばすことで、「メガネを掛けると近視が進行する」という結果がもたらされる可能性がある。

メガネが、結晶体が物体の像を網膜に映すことを促せるかが問題だ。これには正確な検眼が必要だ。青少年の毛様体筋は高い調節力を持つ。検眼の際に瞳孔を開かなければ、毛様体筋もリラックスできず、度数が不正確になる。正確に検眼を行っていれば、メガネの度数も正確であり、「メガネを掛けると近視が進行する」ことを心配する必要はない。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年9月8日