統計データによると、今年8月、中国における新エネルギー車の生産台数は、前年同期比2.9倍増の2万1303台、販売台数は同3.5倍増の1万8054台に達した。
分析によると、現在の市場構造から見て、フィアット、日産、三菱、フォルクスワーゲン(VW)、BMWなど伝統的な自動車メーカー大手は、やはり市場の主役的存在だ。だが、楽視網やアップルなどのIT巨頭が凄まじい勢いで市場に参入することで、業界の川上・川下の生態系が新たに形成され、従来の自動車構造そのものが変えられようとしている。
楽視控股は今月初め、自動車業の川上・川下戦略配置を加速する目的で、かつて上海汽車集団総裁や上海GM総経理を務めた、楽視超級汽車の共同創始者である丁磊氏が、超級汽車グローバル副理事長董事と執行董事の職に就くことを発表した。
丁磊氏は、「我々に、伝統的な自動車業界をひっくり返そうという意図はない。ネット関連企業が自動車業に参入することで、変革の力の一端を担いたいというのが本音だ。ネット関連企業が自動車を製造することは、自動車そのものではなく生態系を出発点としている。自動車製造は生態系における重要な構成要素のひとつに過ぎない」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月23日