2015年10月14日  
 

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花王と天猫国際が戦略的協力 ダブル11にらみ (2)

人民網日本語版 2015年10月14日13:24

今回の協力で、天猫国際は莱鳥網絡科技有限公司、螞蟻金融服務集団と共同で、クロスボーダー取引、クロスボーダー決済、クロスボーダー物流をカバーする一括プラットフォームのサービスを提供するとともに、杭州、寧波(ニンポー)、上海、広州などの貨物取扱量が特に多いクロスボーダー輸入モデル都市でダブル11受注快速通関スポットを構築した。このたびの協力を通じ、双方はクロスボーダー輸入通販の革新的モデルをよりどころとして、中国の消費者に長期にわたる日本と同期したショッピング体験を提供することになる。

天猫国際の劉鵬社長は、「天猫は日本の花王だけでなく、フランスのダノングループのヌトリシア、米国のワイス、ハインツ、ハギーズ、アボット、ネスレ、オーストラリアのベラミーズ、A2といった粉ミルクや紙オムツを扱う世界的に有名なベビー・マタニティ用品ブランドを重点的に招致した。クロスボーダー輸入通販プラットフォームを通じて天猫国際に進出した海外ブランドは、一般の輸入モデルにおける各段階の中間業者と直接やりとりし、アリババのビッグデータを利用して、中国の中産階級の消費動向を明確に全面的に理解することが可能になり、中国市場での長期的な戦略計画配置に役立てることができる」と話す。

これだけではない。天猫国際には日本のミキハウス、韓国のゼロツーセブン、シンガポールのマムス、オランダのホーランドアットホームなどのベビー・マタニティ用品の垂直統合型プラットフォームも進出しており、これでマタニティ、ベビー、キッズの全段階をカバーする商品が出そろった。今後は花王と同じく、中国の消費者に大量の豊富な商品を提供することになる。

業界関係者は、「日本の花王と天猫国際のこのたびの協力は、目下の競争が異様に白熱した中国クロスボーダー輸入通販プラットフォームの圏内における重量級の『爆弾』投下であることは間違いないし、市場全体の局面の分水嶺になることが考えられ、天猫国際の中国クロスボーダー輸入プラットフォームの第一人者としての強みが十二分に現れている。日本の花王にとって、今回の動きには極めて大きな戦略的意義があり、中国市場や天猫国際との協力をどれくらい重視しているかがよくわかる」と分析する。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年10月14日


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