▽競争のある分野の商品・サービス価格を全面的に開放する
五中全会では、上記の発展目標を実現させるためには、「刷新、強調、グリーン、開放、共有」の発展理念をしっかりと樹立し着実に貫徹させなければならないとされた。この10文字の理念も今回初めてうち出されたものだ。
コミュニケはやや多くの文字を費やして「刷新」を強調した。外部の注目を集めるマクロ調整については、五中全会は「マクロ調整方法を刷新し充実させ、地域間の調整コントロールの基礎の上にターゲットを絞った調整コントロールの取組を強化し、政府の価格形成に対する干渉を減少させ、競争のある分野の商品・サービス価格を全面的に開放する」ことをうち出した。
先に政府が発表した「価格メカニズムの改革推進に関する若干の意見」に基づき、水、石油、天然ガス、電気、交通・輸送などの分野の価格改革を推進し、競争のある段階の価格を開放し、市場による価格決定の役割を十分に発揮させるという。