▽「2人目」を全面的に開放する
第18期中央委員会第5回全体会議のさまざまな政策に関する情報を眺めたとき、「2人目」の全面開放政策が社会の注目を最も集める政策であることは間違いない。
コミュニケのこの点に関する記述は、「人口のバランスの取れた発展を促進し、計画出産の基本的国策を堅持し、人口発展戦略を改善し、1組の夫婦が2人の子どもを産み育てることを可能とする政策を全面的に実施し、人口高齢化への対応の行動を積極的に展開する」というものだ。
人口高齢化などの問題に対応するために、2013年に行われた第18期中央委員会第3回全体会議では「単独二孩」政策のスタート・実施が決定された。これは両親のどちらかが1人っ子である夫婦は2人の子どもを産み育てることができるというものだ。
中国社会科学院(社会科学アカデミー)人口・労働経済研究所の王広州研究員の分析によると、「単独二孩」政策の実践による証明を経て、ただちに2人っ子政策を全面的に開放することは、中国の人口構造と世帯構造の改善や、ますます突出する人口の構造的問題への対応をめぐって、重大な戦略的意義があるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月1日