▽国有企業の資本の一部を社会保障基金に移転する
社会保障について、五中全会では、より公平でより持続可能な社会保障制度を構築し、国民皆保険計画を実施し、労働者の基礎年金の全国統一計画を実現し、国有資本の一部を移転させて社会保障基金に充当し、都市部・農村部住民の重篤な疾病を対象とした保険制度を全面的に実施することがうち出された。
そのうち、「国有資本の一部を移転させて社会保障基金に充当する」との提案が社会の関心を広く呼び起こした。
注目されるのは、全国社会保障基金理事会の謝旭人理事長がさきに、国有資本の一部を移転させて社会保障基金に充当することは、人口高齢化の課題への対応という差し迫った必要に迫られてのことだと指摘したことだ。