3.人間は脳を10%しか使っていない?
それならばあなたは今、脳のどこを使っているのだろうか?脳は常に100%フル稼働することはできないが、呼吸・睡眠・消化にとって使われていない部位は存在しない。現代の発達した脳機能イメージング技術により、私たちは脳の稼働時の全体的な画像を目にすることができ、この噂が自ずと否定されている。
4.年老いるほど頭が悪くなる?
短時間の記憶、注意力、言語学習能力といった認知機能は年齢と共に衰退するが、その他の一部の知力は進歩を続ける。ある研究によると、高齢者の方がボキャブラリーが豊富で、これを柔軟に活用できるという。年老いると同時に、これまで遭遇した問題や解決法が脳のデータバンクに保存され、より良い決定の一助になる。
5.男性の方が生まれつき女性より数学が得意?
一連の研究は、男女間の数学レベルの差は能力の差ではなく、文化的要素による影響を受けることを証明している。これがいわゆる、ステレオタイプ・スレット(固定観念に対する恐怖)だ。失敗すると思われるほど、失敗する可能性が高くなるのだ。
米ウィスコンシン大学の研究者が、86カ国のテストの成績を分析したところ、男子・女子の数学の平均点数が同じであることが分かった。同研究の担当者はCNNに対して、「女子生徒に、私はこんなに美人なのだから数学なんか勉強してどうする、という思想を植え込むのを止める時がきた。ステレオタイプは我々の数学教育を脅かしている」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月24日