2015年12月17日  
 

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ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」日本のお寺の生活を体験 (3)

人民網日本語版 2015年12月17日08:24

精進料理

○精進料理を体験する

宿坊に泊まる最大のセールスポイントはなんといっても「精進料理」を味わえる点だろう。魚介類や肉類を一切使用せず、豆、野菜、海藻等だけでおかずがつくられている。

なめらかで真っ白なゴマ豆腐

たくさんの料理の中で、特に印象深かったのが高野山オリジナルの「ゴマ豆腐」。名前は豆腐というものの、大豆は全く使用せず、ゴマで作られている。ゴマの香りが僧侶の修行時の集中力に影響を与えないように、ここではゴマを炒めず、直接粉状に粉砕して豆腐を作る。その作り方は非常に独特で、醤油をつけて食べると、ゴマの濃厚な味わいの中に醤油のさっぱりさが際立つ。

精進料理

「精進料理」は全て野菜類であるが、だからと言って和尚たちが普段もこのようなものを食しているという訳ではない。明治維新以降、日本の僧侶は様々な戒律を無くし、肉や酒を口にすることができるばかりか、結婚し、世襲で代々僧侶の座を引き継ぐことも可能になっている。まさにドラマ「私に恋したお坊さん」で演じられているそのままである。つまり精進料理は現在のところ一種の「セールスポイント」に過ぎず、基本的に観光客に対して提供されている。


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