同プロジェクト弁公室の関係責任者は「2015年7月から、南水北調を密雲ダムへ引き入れ貯蔵水を調節する作業を開始し効果と利益を生み出している。現在までにおいて、密雲ダム、大寧調節ダム、十三陵ダム、懐柔ダムなどの貯水量は1億2千万立方メートルになる。このほか、南水北調関連工事により北京の貯水を実現し、北京市の水面面積を約550ヘクタール上昇させた。
補水:地下水の減少率が回復
多くの機関に取材したところ、「南水」の北京への供給に伴い、北京の地下水採集量が徐々に減少し、一部の地区の地下水の減少が緩和された。北京は長い間にわたり大量に採取した密雲、懐柔、順義の水源地も重点的に補水し、更に「南水」を利用し都市の河川や水源地に1億7千万立方メートルの水を補充、都市の生態環境を改善したという。
同時に「南水」を補充することで、北京の地下水の水位を回復させた。北京市自来水集団の統計では、2015年1月から11月の間で、北京の地下水の使用量は2億5900万立方メートルで、昨年比では約6千万立方メートル減少している。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月29日