広州鉄道集団が28日に発表した情報によると、アジア最大規模の地下の鉄道駅である広深港旅客専用線(広州~深セン~香港)の福田駅が12月30日に正式に運用を開始し、29日10時より切符の販売を開始する。この駅が開通した暁には、広州から香港までわずか30分で到着できることになり、広東省と香港との連携がますます密接になる。新華網が伝えた。
広深港旅客専用線の福田駅は深セン市の中心エリアである益田路と深南大道の交差地点にあり、現在のところアジア最大の地下の鉄道駅となっている。駅の建設総面積は14.7万平方メートルでサッカー場21面分に相当する広さ。世界最大規模を誇るニューヨークのグランドセントラル駅と比べてもその差は4万平方メートルに満たない。
広州鉄路集団関係者によれば、福田駅は鉄道路線の重要な中枢であり、その開通後は高速鉄道で深センからはわずか15分、広州からも30分でそれぞれ香港に到着可能となる。これは珠江デルタ地域の経済のスピーディな発展に有利に働くだけでなく、大陸部と香港・マカオ地区の経済貿易、文化や人員の往来をさらに促進させることとなるだろう。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月29日