北京は13日まで、10日連続の青空が広がった。しかし14日には汚染物質拡散条件が悪化、青空と別れを告げざるを得ない状況となり、煙霧が再び発生した。PM2.5という大気汚染物質が、再び人々と「親しく」触れ合おうとしている。近頃の度重なる大気汚染により、PM2.5という言葉は多くの人に知られるようになった。光明網が伝えた。
PM2.5の真相を把握し、市民の環境保護活動への参与を促すため、北京市環境保護宣伝センターは全体計画を立て、PM2.5への理解をテーマとした科学知識普及短編アニメ「P在囧途」を制作した。この動画はPM2.5を擬人化した「小P(Pちゃん)」をキャラクターとしている。この頭髪の直径の20分の1にも満たない「小P」は、頑固なお調子者で、全世界を汚染し全人類に危害を加えようとしている。
アニメでは「小P」というキャラクターを利用し、PM2.5とは何か、どのような成分を含むか、主な出処はどこにあるか、人々のどのような日常行為によって助長されているか、3方向を山に囲まれた北京の地形とPM2.5の伝播にはどのような関係があるかといった主な問題について説明している。権威ある分かりやすい説明により、市民はPM2.5が神秘的なものではなく、最初から自然界に存在していることを理解できる。ただ人類の非文明的な、地球にやさしくない行為の拡大に伴い、PM2.5が増え続けているにすぎないのだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月15日