二国間レベルではラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジアなど大メコン圏準地域諸国との交流や協力を強化し続けている。国家麻薬撲滅委員会弁公室は毎年ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジアの麻薬撲滅当局と二国間会談や経験共有を定期的に実施し、優先協力事項の計画を立てており、麻薬関連の情報交流と協力体制は日増しに成熟し、国境地帯の麻薬撲滅取り締り協力は実務的な進展を得て、ラオス、ミャンマー、ベトナムとはすでに8つの国境連絡官事務所を設立し、成果を挙げている。
■情報共有、取り締り、合同行動などの法執行協力を強化し、国を跨ぐ麻薬犯罪の取り締りで重大な進展。
近年、中国の麻薬撲滅法執行当局はラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジアとの情報共有、取り締り、化学品の取り締りなど麻薬撲滅分野の実務協力を強化し続けている。情報共有・捜査体制は整備され続け、国境地帯での合同取締り行動は日常的に展開され、国際的な影響のあるいくつかの国際麻薬製造・販売事件を共同で解決し、国内外の麻薬犯罪者100人余りを逮捕して、国と地域の安全・安定を守った。
メコン川流域における中国、ラオス、ミャンマー、タイの法執行体制を一層強化し、4カ国の協力水準を高め、国際的な麻薬犯罪を取り締り、流域の治安状況を改善し、沿岸の人々の安全意識を高めるため、中国側は2013年に4カ国による初のメコン川流域での合同取締り行動「平安航道」を実施し、大きな成果を挙げた。2015年1月12日から3月12日にかけて、第2回「平安航道」を実施。4カ国はメコン川流域で麻薬犯罪8919件を取り締り、容疑者1万164人を逮捕し、多数の麻薬を押収した。
中越国境地帯で麻薬問題が突出している現状を受け、両国の麻薬撲滅法執行当局は2014年から「中越国境合同麻薬撲滅行動」を実施。2015年の第2回合同行動では国境地帯で麻薬犯罪2688件を摘発し、容疑者3256人を逮捕し、麻薬3911キロ余りを押収した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月19日