現在、中国ではオンラインデリバリー市場が活気に満ちており、利用者が増加している陰で、資源の浪費や環境汚染という問題も軽視できない状況となっている。取材では、デリバリーを利用した際に出るゴミは、ほぼ回収する人がいない状態であることが分かった。中国新聞網が報じた。
近年、オンラインデリバリーが普及し、スマホのアプリや電話で出前を取る人も増加している。
取材では、デリバリー市場が日に日に活気に満ちるのに伴い、ラッピングなどのゴミも増加している。プラスチックや発泡スチロールのお皿、ビニール袋、割り箸などが、デリバリーを利用した際に出る主なゴミとなっている。
そのような大量のゴミに、清掃員も頭を痛めている。もうすぐ50歳になるという清掃員の楊蘭さんは、取材に対して、「毎日昼食の時間が過ぎると、会社のゴミ箱は使い捨ての弁当箱やビニール袋、割り箸などのゴミでいっぱいになる。中にはおかずやスープが残っている時もあり、それらゴミを処理するのは本当にたいへん」と頭を抱えた。
便利なオンラインデリバリーを利用すると同時に、環境問題にも一層の注意を払わなければならない。では、デリバリーを利用した際に出るゴミが原因の環境汚染問題は今、どれほど深刻になっているのだろう?