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「おくりびと」の滝田洋二郎監督が初の中国語映画製作発表

人民網日本語版 2016年04月22日08:15

第6回北京国際映画祭で「天壇賞」の審査委員を務めている日本の巨匠・滝田洋二郎監督が19日、中国の「北京劇角映画文化伝媒」と提携し、初の中国語映画「聞煙」を製作することを発表した。新華社が報じた。

1955年に日本の富山県で生まれた滝田監督は、1986年に映画「コミック雑誌なんかいらない!」のメガホンを握り、カンヌ国際映画祭に参加したことで注目を集めるようになった。他にも、「秘密」(99年)、「陰陽師」(2001年)、「阿修羅城の瞳」(05年)などの代表作がある。うち、08年にメガホンを握った「おくりびと」は、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞や第81回アカデミー賞外国語映画賞など、世界で100以上の賞を獲得した。滝田監督は、繊細な感情の表現を得意とすることで知られる。

滝田監督によると、「聞煙」のストーリーは、「父親と息子」をテーマに展開。代々継がれてきたケーキの秘伝のレシピをめぐり、考え方の異なる柳家の父親と息子は徐々に溝を作っていく。そして、孫娘の「聞煙」が生まれたことで、家族内で「分裂」が始まる。初めは真相を知らなかった息子だが、父親が亡くなった後で、秘伝のレシピの背後に隠されていた偉大な「家族愛」を知ることになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年4月22日

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