▽さらに高い場所へ
中国は今、「陸海空」を網羅する立体的な先端製造業サービスの推進に力を入れている。
2013年12月21日、中国はボリビアの通信衛星「トゥパク・カタリ」を打ち上げ、予定の軌道に乗せることに成功した。3億200万ドル(約322億5千万円)に上るこのプロジェクトの費用は、主に中国国家開発銀行の融資でまかなわれ、中国製造の衛星・東方紅4号をベースに開発が行われた。
統計によると、15年末現在、中国航天科技集団公司は国内の利用者向けに累計39回の商用衛星打ち上げを行い、アジア、欧州、アフリカ、アメリカ大陸、オセアニアの22カ国・地域に宇宙技術の最先端の成果を送り込んできた。
15年6月18日には、中国中鉄二院工程集団有限責任公司が入札に参加したロシア初の高速鉄道プロジェクトの計画・設計の契約がセントペテルスブルグで調印された。中国高速鉄道の海外進出の大口受注であり、中国高速鉄道の基準の輸出でもある。
同9月12日には、明代の武将であり大航海で有名な鄭和の名前を付けた1.8万トン級超大型コンテナ船が上海で完成し、賃借運営業者であるフランスのコンテナ会社CMA CGMグループに引き渡しされた。この名前と引き渡しの完了は、中国の造船業が超大型コンテナ船の開発、設計、建造で世界のトップクラスに躍り出たことを意味する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年5月5日