中国のブランドが登場するほか、中国の役者に対する「待遇」にも変化が生じている。2013年の「アイアンマン3」は、中国の観客向けの場面を追加した「中国バージョン」を公開した。「中国バージョン」では、北京の永定門にアイアンマンが登場するシーンのほか、俳優の王学■(ワン・シュエチー、■は土へんに斤)と女優の范氷氷(ファン・ビンビン)が登場するシーンが合わせて5分間あった。ある映画ファンは北米バージョンと中国バージョンを比較し、前者に残されていた中国の要素で一番多かったのは中国のテレビや携帯電話の広告で、王学■の出演シーンはたった数秒でセリフも「ニーハオ」と一言のみ。范氷氷に至っては登場シーンが完全にカットされるなど、その他の中国の要素はほとんど出てこない。その他、女優の李氷氷(リー・ビンビン)は、「バイオハザードV リトリビューション」や「トランスフォーマー ロストエイジ」に出演したものの、「ロケ地にいっただけ」との言われようで、女優の周迅(ジョウ・シュン)も「クラウド アトラス」で一人三役をこなしたものの、完全な「脇役」だった。女優の陳数(チェン・シュー)は、「オデッセイ」で中国語のセリフを話したが、登場シーンは合計1分にも満たなかった。
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