• 南海仲裁
2016年7月14日  
 

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人民網日本語版

中国政府によるフィリピン南海仲裁裁判関連問答集 (4)

人民網日本語版 2016年07月08日16:40

 第三にフィリピンは仲裁裁判所が領土主権と海域境界画定に関する中比の紛争に管轄権を持たないことを知り、中国側が強制的な仲裁を受け入れるはずがないことを知り、さらにこうした方式が問題解決に役立たないことを知りながら、なお「条約」の規定を乱用し、強引に仲裁手続きを申し立て、推し進め、また一部の国もそばから呼応しているが、彼らの目的は本当に紛争を解決することではない。こうしたゲームに、なぜ中国が付き合わなければならないのか。

 第四に中国側が仲裁手続きを受けいれ、参加するかどうかに関わらず、仲裁裁判所には紛争に対する管轄権を有することを明らかにする国際法上の義務があるが、われわれの見るところ仲裁裁判所はその職責を尽くしておらず、そのため判断は必然的に無効である。したがって、中国側が何らかの結果を負う必要があるということにはならない。結果を負うというのであれば、フィリピンが「条約」乱用によって生じたすべての結果を負うべきだ。

 五、仲裁の判断が下された後、中国側はこれに対応する法的措置をとるだろうか。また中国側には何らかの対抗措置があるのか。フィリピン側が判断に基づいて交渉を持ちかけてきた場合中国側は受け入れるのか。

 答:第一に中国の南海問題での立場が変わることはない。フィリピンが仲裁を申し立てたのであれ、仲裁裁判所が判断を出したのであれ、中国が南海諸島とその付近海域に主権を有するという歴史と事実を変えることはありえず、主権と海洋権益を守る中国の決意と意志を揺るがすことはありえず、直接の交渉によって関係の係争を解決し、また地域の諸国と共同で南海の平和と安定を守るという中国の政策と立場に影響を与えることはありえない。われわれはいかなる方面もこの事案にとらわれることがないよう希望する。

 第二にいかなる国が越権の、無効な判断に基づき、南海問題について中国と駆け引きすることに中国は同意することはないし、いかなる国がそれを根拠に出したいかなる主張を受け入れることもない。われわれはフィリピンが間違った道から引き返し、交渉と話し合いで紛争を解決する正しい道に戻るよう希望している。

 第三に一部の勢力がいわゆる仲裁の結果を口実にして、中国の主権と権益を損なうようなことをした場合、中国は断固たる対応をするほかなく、それ以外の選択肢はない。


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