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伝説のブルース・リーにオマージュを捧げたアクション映画「奪樽」

 2014年03月04日16:17
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 先月28日に初日を迎えたアクション・サスペンス映画「奪樽(General's Goblet)」(製作会社:河南省亜邦文化)が現在、中国全土で大ヒットしている。同作品は中国で初の陶磁器「鈞窯磁器」をテーマにした映画で、国内外で有名な陶磁器の製造工程が劇中で再現されている。旧日本軍に奪われた中国国宝級の宋時代(960 - 1279年)の鈞窯磁器「将軍樽」を取り返すために、王洪祥(ワン・ ホンシャン)演じる主役の洪徳らが激しい争奪戦を繰り広げる。息をのむストーリー展開に、ハラハラドキドキさせられる。人民網が報じた。

伝説のアクションスター李小龍に捧げるカンフー映画

 河南省の衛星テレビ河南衛視が放送する総合格闘技イベント「武林風」で、米国やタイのボクシングチャンピョンを次々に倒し、中国で「中華の英雄」と称される格闘家の王洪祥は現在、俳優としても活躍しており、伝説のアクションスター・李小龍(ブルース・リー)のファンの間では、「現時点で、最強のアクション俳優」と称されている。「奪樽」で見られるフットワークや体の動き、拳法などのアクション全ては、生粋の中国伝統武術・カンフーによるもので、李小龍に捧げるカンフー映画とも言われている。

 張新亜・監督によると、同作品では同録撮影が採用されたほか、見る人が息をのむようなシーンにするために、アクションシーンの始めから最後までをノーカット長回しで撮影したため、迫力あるリアルなカンフーアクション大作となっている。王洪祥は、全てのシーンでノーカットアクションを披露し、ショットのカットや切り替えなども一切行われていない。そのため、どのシーンも迫力満点の手に汗握る仕上がりとなっている。最近では、特殊効果が採用されることが多くなった中国のアクション映画だが、業界関係者は、同作品を「原点回帰」と評価している。

公開初日の座席占有率は5割
 
 中国では最近、抗日ドラマの人気が上昇し、中国の英雄が日本軍を倒すというお決まりの作品が急増し「抗日神劇」と呼ばれている。そして、同作品でも、カンフースターが主演を務め、「抗日戦争」がテーマとなっているため、公開前には「ブームに乗っかっているだけではないか」との疑問の声も上がり「抗日神劇」とのレッテルも貼られた。そして、多くの人がそのような疑念を抱いたまま映画館へ入場するが、鑑賞後は「予想外のおもしろさだった」と評価している。特に1990年代の香港カンフー映画を懐かしむ人々にとっては、同作品は間違いなく原点に戻ったカンフー大作であり、観客のほとんどが男性ファンとなっている。多くの映画館の座席占有率が5割に達するなど、好評を博している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年3月4日 

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