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「アンネの日記」破損事件、イスラエルと日本の関係悪化懸念

 2014年03月04日11:30
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 東京都内の公立図書館などが所蔵する「アンネの日記」や関連書籍が大量に破られた事件について、イスラエル国立ヘブライ大学のニッシム・オットマズギン教授は、「イスラエルで、日本と反ユダヤ主義を結び付ける人は少ない」としながらも、「もしこのような反ユダヤ人主義的な事件が今後も多発するなら、イスラエル人の日本人に対する感情が悪化する可能性がある」との見方を示した。環球網が伝えた。

 共同通信は2日付の報道で、「ナチスドイツで『ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)』が起きた後、1948年にユダヤ人国家であるイスラエルが建国された。イスラエルは反ユダヤ主義的な言論や事件を厳しく非難してきた」と指摘している。

 ただ、イスラエルの現地メディアは、今回の事件を報道しているものの、日本を非難したり、日本の社会に反ユダヤ主義的な傾向があるとしたりする報道はしていない。また、在イスラエル日本大使館に対して捜査と容疑者特定を求めるユダヤ系団体もあるが、厳しい非難はまだ出ておらず、イスラエル政府も抗議する態度は示していない。

 オットマズギン教授によると、「『アンネの日記』が日本の読者にも広く読まれていることは、イスラエルでもよく知られている」。また、多くのイスラエル人が、リトアニアの日本領事館領事代理だった杉原千畝氏が1939年、大量のビザ(通過査証)を発給し、避難民だったユダヤ人およそ6000人を救ったことを知っている。

 オットマズギン教授は、「多くのイスラエル人が、日本人は反ユダヤ人主義を支持していないと考えている」としたうえで、「もしこのような反ユダヤ人主義的な事件が今後も多発するなら、イスラエル人の日本人に対する感情も悪化する可能性がある」と語った。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年3月4日

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