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木寺昌人大使 |
12月25日北京に赴任することになっている日本の木寺昌人・新駐中国大使は12月14日、日本の外務省で人民網など中国メディアの合同取材を受けた。以下は主な取材内容である。
記者:西宮大使の急逝を受け、急遽在中国大使に任命されたが、急な任命をどう受け止めたか。
木寺大使:西宮大使は私の外務省の同期で、大変仲もよかったので、私にとっては大変悲しいことだった。彼の死に本当に驚いた。私は内閣官房副長官補というポストにすでについていて、西宮大使の後任についてはどのような過程があったのか、私は存じない。しかし、ある日私に話があって、おそらく誰よりも私は驚いたのだと思う。玄葉外務大臣から「お前やれ」という強い要請があったので、オーケーした。オーケーした以上、私としては全力で中国大使の仕事に取り組みたいと思っている。
記者:今の中日関係の中、在中国日本大使のポストが注目される一方、仕事は相当大変かと思うが、心の準備はいかが?
木寺大使:今の日本と中国の関係、特に政治面ではなかなか難しい状況にある。そういうこともあって、私は多くの政治家から、与党、野党問わず、「木寺大使、元気で行ってこい。何かあったら、俺たちが支える」という大変強い励ましのお言葉をいただいている。それから、私は官房長をしていた。そのときの仲間が集まってくれて、大変盛り上がって、壮行会をやったのだが、「木寺、オール霞ヶ関がお前を支える」と、私は大変うれしい気持ちだった。私はこういう言葉に勇気付けられて、任務が難しいというのは、十分自覚しているが、元気で北京に赴任したいと思っている。
記者:新中国大使として、中日関係を改善する手腕が問われているが、中日関係の改善を進めるにはどうすればいいか。
木寺大使:私は来週25日に北京に参る。私の第一の任務は日中関係をよいものにすると、日中友好関係を進めることだと私は考えている。そのために北京に着いたら、中国のいろんな方に会って、世界第三位の経済である日本そして世界第二位の経済である中国、その間の経済関係がすでに重層的いろいろな協力関係が進んでいる。その関係が冷えてしまっては、日本国民、日本経済、中国国民、中国経済どちらにとっても不幸なことだと思う。この関係をさらに進めていくことが両国国民の利益になるのだということをいろんな方に説明して歩きたいと考えている。
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