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木寺大使:両国の関係を発展させるために北京に行く (2)

 記者:日本と中国の関係の意義は何か?

 木寺大使:日本と中国は隣国である。皆さんは親や兄弟を選べないと同じように日本と中国はずっと隣国であって、動くのことができないわけだ。そして、日本も中国もアジア太平洋の大変重要な国で、大きな国で大きな経済を持っている。アジア太平洋地域が平和で安定しさらに発展していくためにも、日本と中国は良好な関係を発展させることが大事だ。これは日本の誰しもが考えていることだ。そういう大事な国―中国とこれからも両国の関係を発展させるために私は北京に行くのだと思っている。

 記者:中日両国は経済的に重要なパートナーだが、釣魚島の問題によって両国の貿易とかはどのぐらいの影響を受けたか?将来的には経済貿易の点でどのように提携していくか?

 木寺大使:貿易とかだけではなくて、人の往来、こういったものに今大きな影響が出ているというふうに聞いている。それは大変残念なことだ。たとえば、週末の銀座に行くと、中国の観光客の皆さんが大変活発に動いていた。最近はそういう中国の皆さんの姿を見ることができないのは大変残念だと思う。世界第三位の経済である日本と第二位の経済である中国との関係はもうすでにいろんな分野で協力関係が進んでいる。この関係が冷えたままであるということは、日本国民、中国国民双方にとって利益とならない。ぜひ回復してよい経済関係がさらに発展することを希望している。今政治的な状況が経済に影響を与えていることが私の理解だ。釣魚島をめぐる状況はあるが、大局的見地に立って、日本と中国の経済関係を進めていこうではないかという機運が出てくれば、これはいい方向に向かうのではないかと私は考えている。

 記者:いろんな世論調査を見て、日中間の国民感情は非常に悪化してしまっているのだが、その原因はどういうふうに捉えているか?

 木寺大使:国民感情の問題というのは大変重要だと思う。国民感情はいろんなことから影響を受けてしまう。国民感情を改善していくためには、やはり日本と中国両国の国民がいろいろなレベルで交流を深める(ことが必要だ)。2011年は日本から中国側に百数十万の人が行って、中国からは三百数十万の人が来て、合計で約五百万人の行き来があったわけだ。そういう行き来があって、人間同士が触れ合えば、国民感情も改善していくのではないか。そういう行き来の中で友情も生まれるから、相互理解も深まる。そういうことを通じて、国民感情、両国の国民が相互に抱いているイメージがよくなるのではないかと期待する。

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