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木寺大使:両国の関係を発展させるために北京に行く (5)

 記者:好きな食べ物は何か?

 木寺大使:私は中国に勤務したことはない。中国は地方にそれぞれ特色のある料理があると伺っているので、そういう地方ならではの料理を楽しむことができたら、うれしいなと思っている。

 記者:日本では、経済は中国と、安全保障はアメリカという意見が聞かれるが、この意見に大使は賛成しているか?

 木寺大使:非常に割り切ったご意見だと思う。最近アメリカはアジア太平洋に関心を深めている。それはそれで私は歓迎すべきことだと思う。なぜなら、アジア太平洋地域が、平和で安定していて、そして経済的に発展していくということがこの地域にとってどうしても必要だ。日本はアメリカと安全保障の結びつきが強い同盟国だ。アメリカとの関係は日本の外交にとっても大変重要だ。だけど、アメリカとの関係だけでは、日本の外交は終わらないわけで、日本の外交にとって大変重要な日中関係についても日本はいろいろなチャンネルを通じて、中国側と理解を深め、いい関係を発展させる。これは日本の外交にとっても大事なことだと思っている。日本は以前から日本、アメリカ、中国この三カ国でいろいろな意見交換を行ってはどうかという提案も行ってきている。まだ実現はしていない。

 記者:任期中に、木寺大使は心配していることは何だろうか?

 木寺大使:私はあまり心配性ではないので、比較的楽観的な性格な者だから、心配していることはない。たとえば、日本のプレスのインタビューでは、また反日デモが起こったらどうするかとか、いろんな質問を受けた。だけど、そういう心配をするよりも、そういうことが起こらないように、私があちこち歩いて、そういうことの再発は誰の利益にもならないということを説明することのほうが大事だと思う。心配なことは今は特にない。

 記者:木寺大使は「地味」とか、「楽観」とかよく自己評価しているけど、自分の強みと弱みをどういうふうに見ているか?

 木寺大使:強みはもしかしたら、打たれ強いということかもしれない。弱みはなかなか答えに困るけれども、やはり地味なので、なかなか皆さんにアピールすることが下手かもしれない。(編集YX)

 「人民網日本語版」2012年12月20日

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