李克強総理は5日午前、現体制の政府の最初の「答案用紙」とも言える政府活動報告を提出した。同報告は、「わかりやすく、重点がはっきりし、実効的である」という「克強スタイル」が際立っているとして、メディアとインターネット世論の幅広い称賛を集めている。
メディアは様々な角度から政府活動報告を解説し、今回の政府活動報告と過去の報告との変化に関する分析にせよ、メディアや微博(ウェイボー)において、人気を集めた活動報告の数値の解説や図解にせよ、改革の重要な点を人々に分かりやすく伝える努力がなされている。政府活動報告の法制重視の姿勢や「リコノミクス」の特徴を解説するメディア報道にせよ、話題となった「李総理が頼もしい」などネット利用者の熱のこもったコメントにせよ、活発な世論からは、実行力に富んだこの総理に対するメディアとネット利用者との高い評価と敬愛がうかがえる。「この一年、困難は予想より多かったが、結果も予想より良かった」という見方は、政府と民間世論の共通認識となっている。
このことは、新指導部の中央政府の高い人気の表れの一つに過ぎない。今期の政府と総理とに対する庶民の評価は、「実務的、堅実、現実的」というその「実」の側面に集中している。あるメディアは、今回の政府活動報告の最大の特徴は、着実な実行の重視にあると評価している。「成果については実績で説明し、困難については責任を回避せず、責任については活動の核心や重点を明らかにし、発展についてはグローバルな視野に立ち、決意については生き生きとした誠実な言葉で語る」。実務を重んじることは、「克強スタイル」の最も鮮やかなトレードマークとなっている。