韓国連合ニュースの4日付報道によると、中日韓FTAの第4回交渉が4日に韓国の首都ソウルでスタートした。日程は7日までで、今回は商品、サービス、投資、競争、知的財産権の各分野の作業部会、および環境、政府調達、電子商取引(eコマース)、食品の各分野の専門家会合が予定されている。中国経済網が伝えた。
交渉には、韓国の産業通商資源部通商交渉質の禹泰煕室長、中国の商務部(商務省)の王受文部長助理(部長補佐)、日本の外務省の長嶺安政外務審議官(経済事務担当)が主席代表として出席した。
禹室長は次のように述べた。今回の交渉で市場の開放レベルなどに関する問題の基本的交渉が終わり、関税の減免について話し合う段階へ進むことを願う。中日韓の三者が自由貿易協定によって自国の経済成長を推進し、地域経済の融合促進に積極的な作用を及ぼせることをはっきりと認識し、交渉が実質的な進展を遂げるよう願う。
中日韓は2012年11月にカンボジアで経済貿易担当大臣会合を開き、FTA交渉の開始を宣言するとともに、13年に正式に交渉をスタートすることで合意した。13年3月にソウルで第1回交渉が行われ、交渉の基本原則と基本方針について話し合った。7-8月に上海で行われ第2回交渉では、交渉の範囲と商品の進出の手段について、11月26日から29日にかけて日本の東京で行われた第3回交渉では、商品の「基本方針」(モダリティ)について、それぞれ話し合った。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月5日