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流行語6:エドワード・スノーデン
米国の「国家安全保障局(NSA)」の外注先技術者であったエドワード・スノーデン氏は13年6月、香港でガーディアンやワシントン・ポストなど、複数の新聞社の取材やインタビューを受け、NSAによる個人情報収集の手口を告発したことで話題になった。スノーデン氏はサイバー監視プログラム「PRISM」など、NSAのさまざまなプロジェクトを暴露している。同告発により、ここ数十年で最大規模の政治的盗聴が明るみになり、これまで常に「自由」、「民主」を唱えてきた米国やNSAの信用が大きく揺らいでいる。
その後、スノーデン氏の行方や亡命先のほか、恋人が意味深な写真を公開するなど、話題が絶えなかった。また、NSAが、米アップルや米グーグル、米フェイスブック、米マイクロソフトなど大手IT企業が提供するネットサービスのサーバーに直接アクセスして、ユーザーのデータを収集していることも明るみになり、これらの企業も同騒動に巻き込まれた。さらにエドワード氏は、ドイツの「内部告発賞(2013年度)」、ロシアの「サム・アダムス賞」などを受賞したほか、「ユーロニュース」が選ぶ「今年の人」やノーベル平和賞、米タイム誌の「今年の人」などにノミネートされた。同年8月、スノーデン氏がロシアに亡命すると、米国とロシア間の外交問題に発展したほか、多くの国の「外交カード」になっている。
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