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流行語7:ビットコイン
インターネット上で使われる仮想通貨「ビットコイン」は、P2Pネットワークを用いて取引の記録や確認を行う。ビットコインは、中本哲史という偽名を名乗る人物によって投稿された論文に基づき、2009年に運用が開始され、13年に世界でにわかに注目を集めた。同年初め1ビットコイン=13ドル(約1300円)だった相場は、4月にかけて急上昇し、一時1ビットコイン=266ドル(約2万6600円)にまで高騰した。その後、1ビットコイン=100ドル(約1万円)まで下落したものの、11月には再び上昇。最高で1ビットコイン=1000ドル(約10万円)を付けた。ビットコインは「次世代マネー」と呼ばれるようになっている。
ドイツ財務省は昨年、「私的な通貨」としてビットコインを利用することを認め、課税の対象にすることも検討している。しかし、それ以外の国は、ビットコインの「貨幣」としての法律的地位を認めていない。反対に、急騰と下落の幅の大きさから、多くの国が懸念を示し警告を発している。また、中国人民銀行(中央銀行)が昨年12月、金融機関に対しビットコインを使った決済の中止を要求すると、ビットコインの価格が一時、最高値の3分の1に急落した。そのため、ある海外メディアは、「ビットコインの行方は中国にかかっている」と指摘している。
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