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中国 PM2.5対策で市場ニーズ激増中 (3)

 2014年03月07日08:23
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 上海市公安局の発表によると、昨年5月以来、上海市の警察は各地の警察と共同で、有名ブランドのニセ物マスクの製造・販売・保管拠点18カ所を摘発し、現場で「3Mのマスク」や半製品など90万点余りを押収し、金額は約4600万元(約7億7223万円)に上った。

 こうした動きについて、呼吸器疾患の専門家・鍾南山氏は次のように話す。工業用マスクは密閉性が高く、PM2.5の侵入を防ぐことはできるが、呼吸が十分にできず、酸欠状態になったり、頭がクラクラしたりするので、長時間つけてはいられない。普通の人が工業用マスクを使用することは推奨しない。特に高齢者、呼吸器系や心臓血管系に疾患がある人は、このようなマスクを長時間使用しない方がいい。

 緑盾マスクを製造する上海興諾康綸繊維科技株式有限公司の趙丹青董事長(会長)によると、現在の状況をみると、マスクに関する業界基準の制定が急務だ。基準がなければマスク業界の急速な発展は混乱を招くばかりで、市場全体が衰退に向かう可能性もある。企業に業界基準の重要性を認識してほしいという。

 中国産業用繊維製品産業協会は康綸公司の協力を得て、一般用マスク基準の提案草稿を作成した。国家標準化管理委員会に提出して、PM2.5用マスク市場の玉石混淆の状況を改善したいとしている。

 ある業界関係者によると、基準は早ければ15年にもうち出されるという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年3月7日

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