春節(旧正月。今年は1月31日)を目前に控えている中国。中国交通運輸部(省)の初期統計によると、中国全土で19日、前年比4.5%増の延べ約8386万人が陸路で移動した。16日からは、春節の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制「春運」が実施されており、19日までの4日間で、延べ約3億2400万人(前年同期比3.4%増)が陸路で移動。さらに、1万1429隻が投入された水路では、計延べ93万8千人が移動した。新華網が報じた。
同部の道路ネットワークセンターのモニタリングによると、19日、中国全土の高速道路や各主要幹線では、目立った混乱はなく、落ち着いた運行状況だった。
同日午前、霧の影響で、江蘇省や上海、浙江省、安徽省、重慶、四川省、江西省などの高速道路の一部の区間が封鎖されたものの、午後5時には全て解除された。また、吹雪の影響で通行できなくなっていた、新疆維吾爾(ウイグル)自治区タルバガタイ地区の省道201、省道317、省道318も全て通行できるようになった。
そのほか、今後強風が予想される山東省煙台市が、警報としては最も弱い青色の「海上重大リスク警報」を発令したため、渤海湾の客船が同日午後6時に全線欠航となった。運行を開始するのは20日の午前と見られている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月20日