中国移動(チャイナ・モバイル)の天津支店である天津移動は1月20日、京津高速鉄道(北京―天津)北京区間における4Gネットワークの構築が完了し、かつ時速300キロで走行中のデータ高速ダウンロードを実現したと発表した。これは京津高速鉄道がすでに4Gネットワークの全線カバーを実現したことを意味する。乗客は高速移動中も、4Gネットワークを楽しむことができる。
京津高速鉄道の車両内では、2GBの映画も短時間でダウンロードできる。車両での現場実測結果によると、ネットワークの平均回線速度は20Mbpsに達し、ピーク値は50Mbpsに達した。ビジネスマンの日常業務、一般人の動画・サイト閲覧、さらにはオンラインゲームの需要を十分に満たせる。
高速鉄道の列車は走行速度が速く、車両も密閉性が高く、信号が遮断されやすい。このような条件の中で、信号の全面的なカバーを実現することは容易でなく、長期的にモバイル通信技術の発展のネックであった。京津高速鉄道が2008年に建設されると、天津移動はいかなる経験も参考にできないまま多くの実地試験・論証・実験を実施し、最終的に北京―天津間の2G(GSM)および3G(TD-SCDMA)専用ネットワークの構築を実現した。天津移動は2013年に、北京―天津の専用ネットワークのアップグレードを実施し、4G(TD-LTE)ネットワークの全面的なカバーを初めて実現した。
現場の技術者は、「天津移動は北京―天津間に高速鉄道専用基地局を56基、発信局を15基設置し、RRU技術で北京―天津間を全面的にカバーし、2G・3G・4Gネットワークを同時にサポートした。時速350キロで走行中でも、モバイル端末の利用者に対して高品質の通話・データサービスを提供できる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月21日