2014年8月13日  
 

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「あの世」にも不動産バブルの影響

人民網日本語版 2014年08月13日15:04

ニューヨークやロンドンなどの大都市では、人口が増加し、土地の取り合いに「あの世の人」も加わっている。不動産価格の上昇に伴い、墓地の価格も高騰しているのだ。火葬が一般的でお墓が場所を取らないアジアでも、骨つぼを納めるスペースさえ足りなくなっている状況だ。広州日報が報じた。

NYの墓地の価格が約200万円に

ニューヨークの中心街のマンハッタンでは、死者が眠る場所もなくなりつつある。昨年逝去したエド・コッチ元ニューヨーク市長は2008年に、同地にあるトリニティ教会に墓地代として2万ドル(約200万円)を支払って、やっと同地に埋葬されることができた。

比較的貧しい人が多いブルックリンでも、墓地の価格が住宅の価格と歩調を合わせて高騰している。ある墓地の霊廟用地は756平方フィート(約70平方メートル)で32万ドル(約3200万円)もする。一方、通りを挟んだ向かいの1800平方フィート(約167平方メートル)の1戸建て住宅の販売価格は今や100万ドル(約1億円)だ。

日本では、ICカードを参拝ブースに挿入すると、地下の保管室から納骨箱が呼び出せる自動式の納骨堂さえ存在する。

イタリアローマの中心部にあるヴェラーノ墓地では地下約1.8メートルの区画の価格が約2万4000ユーロ(約326万円)と、ローマを含む同国中部の1世帯当たり平均年間可処分所得・1万8700ユーロ(約255万円)より高くなっている。貧しい人が安心して眠れるようにと、ローマは地下10階のカタコンベ(地下墓所)をわずか320ユーロ(約4万3700円)で売り出したが、その価格は現在、50%上昇している。


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