2014年APEC準備委員会副秘書長、高級実務者会合副主席、外交部(外務省)国際司副司長の臘翊凡氏は18日午後、2014年中国APECの関連サービス・措置について説明を行い、各会議で貫かれているエコ・節約の理念について紹介した。新京報が伝えた。
臘副司長、「APEC高級実務者会合の期間中、北京市の各部門は協力し、公用車の70%以上を使用禁止にする、建設現場の塵やほこりを抑制するなど、大気汚染を防止するための努力を行ってきた。また、道路交通保障案を策定し、代表らのスムーズな通行を保障し、深刻な渋滞といった問題が起きなかった。会議期間中に、会場の各地で見られたエコ・節約の理念は、高い評価を受けた」と述べた。
APEC高級実務者会合の会議ホールに入ると、机の上にはスーパーなどで売られている物とは少し違うペットボトル飲料水が置かれていた。ペットボトルには「iWater」と書かれた緑色のラベルが目立つところに貼られてあり、中国語と英語で「ボトルにマークを書き入れて、最後まで飲んでください(Mark me,Drink me,Take me)」と書かれていた。
臘副司長はこのペットボトルについて、「節約を励行し、浪費を避けるための工夫」と語る。蓋を開けた後のペットボトルは他人のものと混同しやすいが、この緑色のラベルには爪でマークや名前などを書き入れることができる。飲み終えていない水も、こうすることで他の人の水と混同することがなくなるというわけだ。
また、臘副司長は「会議で使用される紙は全て再生紙で、鉛筆も先が丸くなったら削って何度も利用される」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月20日