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地球観測衛星「高分2号」が打ち上げ成功、解像度1メートル級

人民網日本語版 2014年08月20日13:26

国家国防科技工業局が発表した情報によると、中国は19日11時15分、高解像度地球観測衛星「高分2号」を搭載した「長征四号乙」ロケットを太原衛星発射センターから打ち上げ、予定の軌道に投入した。今回は他にも、ポーランドの小型衛星も同時に打ち上げられた。人民日報海外版が伝えた。

高分2号は高解像度地球観測システム重大特別プロジェクトが初めて立案した重要プロジェクトの一つで、中国で現在解像度が最も高い地球観測衛星となっている。同衛星は解像度が1メートル級、広い観測幅、高い測位精度、スムーズな姿勢調整能力を持ち、国土資源部(省)、住房・城郷建設部(住宅・都市農村建設省)、交通運輸部(省)、林業局が主な利用者となっている。同衛星はまた、その他の部門や関連地域にサービスを提供している。同衛星の開発は、さまざまな面で技術的な進展を実現した。1メートル級の解像度、マルチスペクトル総合地球観測データ収集を実現し、長い焦点距離、軽量化カメラ、衛星システムの設計の難題を解消し、精度と安定度の高い姿勢調整、高精度画像測位の進展を成し遂げ、低軌道地球観測衛星の寿命と信頼性を改善した。これは中国製衛星の水準の向上、高解像度地球観測データの自給率の上昇にとって重要な意義がある。

同衛星は中国で現在解像度が最も高い地球観測衛星で、解像度が初めて1メートルに達した。航天科技集団第五研究院研究員、高分2号プロジェクトの総責任者の馬世俊氏は、「これは600キロ以上離れた宇宙空間に位置する衛星が、1メートルの大きさの物体の形状をとらえられることを意味する。地球上の車であれば、確実に識別できる」と述べた。

同衛星は解像度が高く、パンクロマティック画像、マルチスペクトル画像などを利用者に提供する。同衛星のスキャン幅は45キロに達し、世界の同類の衛星の中で最長となっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年8月20日

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