中国は19日午前、ポーランドの衛星「ヘヴェリウス」を搭載した中国のロケット「長征4号乙遥二十七」を太原衛星発射センターから打ち上げ、予定されていた軌道に投入した。同衛星はポーランド科学院が設計・製造したもので、一部の一等星の正確な観測に用いられる。今回の打ち上げは、中国長城工業総公司が担当した。人民日報が伝えた。
在中国ポーランド大使館の関係者は、「今年は中国との国交樹立65周年にあたり、ポーランドの科学衛星の中国での打ち上げ成功には特別な意義がある。これは両国の協力が、新たな高みに達したことを象徴している」と指摘した。
ポーランド科学院宇宙研究センター長のMarek Banaszkiewicz氏は、「長城公司の効果的かつ専門的な技術が、深く印象に残っている。同社から迅速に提供された衛星分離データは正確で、すぐに衛星と連絡をつけ、予定されていた軌道に投入することができた」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月21日