広東省疾病予防コントロールセンターは20日、広東省内ではデング熱の感染が依然多発しており、19日0時の時点で、省内で計4800人の感染者が確認されたことを明らかにした。広州市では引き続き多数の感染者が確認されており、仏山、中山、江門、珠海の各地でも感染者が集中している。羊城晩報が伝えた。
省疾病予防コントロール部門によると、省内各地では引き続き、デング熱予防コントロール業務を強化する方針という。だが、一部地域では、感染の媒介となるウィルスを持った蚊の分布密度が高いため、感染する危険性が大きく、デング熱が広い範囲にわたって拡大する恐れがある。感染者が増加の一途を辿るに伴い、重症患者や死者が発生するリスクも、より高まっている。
省疾病予防コントロール部門は、市民に対し、次のような注意を呼びかけている。
〇 蚊の駆除や虫除け対策をしっかりと行う
〇 職場や家庭では、ボウフラが湧かないよう、たらいやお盆に水を溜めないよう注意し、蚊の分布密度を下げる
〇 発熱、皮膚炎、関節痛などの症状が現れた場合は、ただちに医師の診察を受ける(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月23日