2014年9月28日  
 

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蔡名照氏「中日友好は人心の向かうところ、対話と交流を継続すべき」

人民網日本語版 2014年09月28日15:49
中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任

 第10回北京-東京フォーラムが現地時間28日午前9時に東京で開幕した。今回のフォーラムのテーマは「北東アジアの平和と中日両国の責任--対話の力で困難を乗り越える」。中日両国の政界、経済界、学術界、メディアの代表・専門家ら450人が出席し、政治、安全保障、経済、メディアの各分野における課題をめぐり議論する。

 中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任は、28日に行われた第10回北京-東京フォーラムの開幕式であいさつし、「北京-東京フォーラムの10年間の道のりは、我々に様々な啓示を与えてくれた。中でも重要なのは次の3つだ。まず、中日友好は人心の向かうところである。次に、両国の民間の知恵は非常に貴重である。最後に、中日間の対話と交流はこれからも継続しなければならない」と述べた。

 蔡主任は、「中日国交正常化からすでに42年の年月が経った。中国には『四十にして惑わず』という言葉があるが、中日関係も理性的で成熟した不惑の段階を迎えてよい頃だ。しかし、率直に言って、両国関係の健全な発展を阻む現実的問題は依然として多い。特に近年、中日関係は非常に困難な局面を迎えている。日本の指導者が第2次世界大戦のA級戦犯を祀る靖国神社に参拝したほか、日本政府は釣魚島(日本名・尖閣諸島)を『国有化』し、40年間棚上げされていた問題を再び浮上させ、釣魚島問題が急速にヒートアップした。この問題の影響は中日関係の各分野に波及した。これらの問題はとどのつまり、歴史問題をいかに見るかという問題だ。日本の右翼勢力が歴史の流れに背き、危険な道を進み続けているのも、客観的な歴史認識に欠けるためだ」と指摘。いかに正しく歴史問題に向き合うかについて、以下の4点をあげた。

▽歴史を尊重・正視すること。これが歴史に対して責任を持つ正しい態度。

▽日本の軍国主義と日本の国民を分けて考えること。

▽戦後の国際ルールと秩序を断固として守ること。

▽歴史の教訓を汲み取ることは、より良い未来を切り開くため。


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