独身「漂族」は連休明けにうつ病になりやすい
「連休明け症候群」は連休がもらたす精神的疾病であり、社会病であるとされる。特に独身の「漂族」(地方から出てきて奮闘している若者)がこの病を患うことが多い。
山東大学第二病院心理科の郭公社医師は、独身の「漂族」は孤独なことが多く、連休中に行き交う多くのカップルを目にすることで心に傷を負い、気持ちが落ち込み、焦燥に駆られ、ときに敵対心まで引き起こすことがあるという。また、普段は仕事に追われる日々を送っているため、休みになるとかえって自分でスケジュールを立てられず、独身の無味乾燥な時間を味わうことになってしまう。休みの時間が長ければ長いほど、精神的に滅入ってしまい、食欲不振や不眠、頭痛といった症状を引き起こしてしまう。
郭医師は、「現在は昔と比べて、苦痛を和らげるためにうつ病の治療薬を使用するケースも増加傾向にあるが、中にはお酒に頼って解決を図ろうとする人もいる。それでは傷は深まるばかりで逆効果」と指摘する。