一週間の大型連休が明け、旅行を楽しんでいた人も、毎日飲み会に明け暮れていた人も、連休モードから通常の仕事モードに切り替えなければならないときがやってきた。中には頭痛やめまい、倦怠感、消化不良、吐き気といった症状、またイライラや憂鬱といった情緒不安定を訴える人もいるのではないだろうか。これこそが臨床医学で「連休明け症候群」といわれる症状だ。ここではこれらの症状に対する専門家の対処法を紹介したい。斉魯晩報が伝えた。
「食」による症状は「食」で改善
「連休明け症候群は、急性胃腸炎や急性咽頭炎といった食が原因でもたらされる疾患を伴うことが多く、消化不良や吐き気、拒食といった症状がみられる」。
そう話すのは済南市中心病院緊急診療科副主任の司敏医師。連休が明けるのを待たずとも、連休の中後期にもなれば院内はすでにこの類の症状を訴える患者で溢れかえるという。そこまで重度の症状がみられなくても、連休中の暴飲暴食で休みが明けると拒食症状を引き起こすケースが多い。対処法として、司先生は以下の3点を挙げた。
(1)連休明けには消化の良い食物の摂取を心がけ、「冷たい、硬い、辛い」食物を控え、胃腸への負担を軽減する。
(2)新鮮な果物や野菜、たんぱく質とビタミンの豊富な食物を多く摂取し、熱いお茶、活性水或いは飲用水を毎日飲用し、間食を控え、倦怠感の緩和に役立てる。
(3)連休中に揚げ物や、のぼせやすい食べ物(辛い物、肉料理など)を多く摂取した人は、涼茶(のぼせ・暑気あたりなどを緩和する漢方材料を煎じたお茶)を適度に飲用し、反対に冷たい食物を多く摂取した人は、生姜湯で胃腸を整える。