北京・天津・河北の民間航空一体化に、最新の動きがあった。天津航空は9日、北京・天津の航空便と鉄道を結びつけた商品を発表した。天津の空港を利用する北京の乗客は、京津(北京―天津)都市間鉄道に無料乗車できる。また河北機場集団も、石家荘空港北京西駅都市ターミナルが本日開業すると表明した。京華時報が伝えた。
天津航空によると、同社のチケットを購入し天津から出発する北京の乗客は、身分証、搭乗券、高速鉄道の切符、地下鉄の領収書を天津空港の専門カウンターに提出することで、北京南駅から天津空港に向かう地上の交通費を請求できる。天津経由で北京に入る乗客も、移動終了後に北京南駅の天津空港都市ターミナルで交通費を請求できる。
天津航空市場部副総経理の殷建氏は、「北京首都国際空港の乗客数はすでに飽和している。北京南駅-北京首都国際空港の移動時間は1時間となっているが、北京南駅-天津空港も1時間だ。また天津を出発地とする航空便は低価格で、同じ目的地の場合、北京より約2割ほど安くなる」と述べた。
河北機場集団も昨日、石家荘空港北京西駅都市ターミナルが10日より開業すると発表した。乗客は北京西駅ターミナルで、チケット購入や問い合わせなどが可能だ。
北京・天津・河北の航空便と鉄道の融合に進展があったが、北京首都国際空港の関係者は、「北京首都国際空港の国内便の乗客数は全体の76%以上を占めており、便がすでに飽和化している。しかし一部の航空会社は地方政府の補助を受けており、赤字覚悟で北京直行を維持しようとしている」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月10日