2014年12月11日  
 

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米国は南中国海問題で勝手に振る舞うな (2)

人民網日本語版 2014年12月11日13:58

 米報告は主権の概念を極力うやむやにし、国連海洋法条約の規定を前面に押し出そうと躍起になっている。米側は国連海洋法条約が前文で「全ての国の主権に妥当な配慮を払う」ことが、条約を適用して締約国の海洋権利を確定する前提であると明確にしていることを軽視しているようだ。米側が根本的問題を故意に回避するのには、中国の南中国海の島や礁を侵奪・占拠するフィリピンなどの不法行為を覆い隠し、こうした国々のためにいわゆる海洋権益を追求する魂胆がある。

 米側は国際法を用いて歴史を変えようともしている。「法の不遡及」、1982年採択の国連海洋法条約は、それ以前に生じた法律事実に対して拘束力を持たない。南中国海における中国の歴史的権益には長い歴史があり、国連海洋法条約の助けを借りて根拠を探す必要はない。米側は道理が分らないのではなく、自国の利益のために、故意に白を黒と言い、世論を惑わしているだけだ。

 だが米国は、どんな手段を用いようとも、南中国海諸島及びその周辺海域に対して中国が主権を有するという歴史と事実が変わることはなく、主権と海洋権益を守る中国の決意と意志が揺らぐことはなく、直接交渉を通じた係争解決、および地域の国々による南中国海の平和・安定の共同維持という中国の政策および立場が影響を受けることはないということを認識すべきだ。域外勢力の紛争介入は、問題解決に無益であるのみならず、地域の不安定化要因を増やすことになる。

 米国は客観的かつ公正妥当であるべきであり、約束を遵守し、南中国海問題において特定の立場を取らず、一方の側につかず、南中国海の平和と安定にプラスの要素となる必要もある。好き勝手にもめ事を引き起こすのではないのだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年12月11日


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