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中・日観光客の韓国ショッピングに逆転現象

中国人にはぜいたく品、日本人には韓国海苔が人気

人民網日本語版 2014年12月12日09:34

韓国新世界百貨店が10日に発表した統計データによると、今年の韓国での中国人VIP客の消費額は1人あたり300万ウォン(約32万円)に達した。一方、日本人観光客の消費額は1人あたり80-90万ウォン(約9万円)と、中国人の3分の1にも及ばなかった。4年前の時点では、中国人観光客と日本人観光客の韓国での1人あたり消費額は、それほど差がなかった。しかし今では、中国人観光客と日本人観光客の消費額は明らかに「逆転」した。韓国聯合通訊社(韓聯社)が10日付で報じた。

いわゆる「VIP客」とは、新世界百貨店で、ブランド商品、宝飾製品、腕時計などのぜいたく品の購入履歴がある顧客を指す。報道によると、韓国を訪れる中国人VIP客は増加の一途を辿り、1人あたり消費額は、2年前から倍増した。これに対し、中国と同様に韓国の隣国である日本のVIP客の1人あたり消費額は、2年前の150-160万ウォン(約17万円)から80-90万ウォン(約9万円)まで落ち込み、中国人VIP客の3分の1にも及ばなくなった。中国人観光客が韓国で買うのは主にぜいたく品であるのに対し、日本人観光客は、価格性能比が高い生活必需品を主に購入していることが、この原因と考えられる。

新世界百貨店の担当者は、「最近、中国人観光客が海外で高級ブランド品を購入する国が、日本から韓国にシフトしている。中国人観光客が韓国でショッピングする時、セット買いをする場合や、高額の贈答品を購入する場合が多い。このため、消費額全体が引き上がる。また、円安が続いていることから、韓国製品の『価格面での優位性』はやや低くなった。このため、韓国を訪れる日本人が購入する商品は、韓国のりや朝鮮人参など、価格が安く、品質の高い食品、コスメ、ファッション用品などの生活必需品が主体となっている」と説明した。

現在の状況と2012年当時を比べると、中国の富裕層と日本の富裕層の韓国での消費額には、明らかな「逆転」現象が生じている。新世界百貨店の統計データによると、2012年の韓国での1人あたり平均消費額は、中国人VIP客が150万ウォン(約16万円)、日本人VIP客が150万-160万ウォン(約17万円)で、ほとんど差はなかった。だが、この4年間で、中国人VIP客の消費額は150万ウォンから300万ウォン(約32万円)に倍増した。一方、日本人VIP客の消費額は150万-160万ウォンから80-90万ウォンに落ち込んだ。

韓国を訪れる中国人観光客数は最近急増しており、すでに日本人観光客数の2.5倍となった。韓国での中国人観光客の消費額は、全外国人の消費額の半分に達している。「金に糸目をつけない」と言われる中国人観光客の韓国における消費力は高まり続けている。より多くの中国人VIP客を引きつけるため、新世界百貨店は、専用送迎車やショッピングガイドなど中国人観光客向け各種サービスを提供している。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年12月12日

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