▽日中両国の人々が持つ「共通の感動」
高倉健さんが亡くなった後、日本大使館には中国のファンの方から花束や哀悼のメッセージが沢山届けられ、深く感動した。高倉さんの映画は多くの中国人と日本人に「共通の感動」を与えた。
近年、日中の国民感情の改善は大きな課題となっている。「共通の感動」は、両国の民間の相互理解促進にとって極めて重要だ。「共通の感動」を体験した人同士には、親近感が生まれ、互いに争うことも少なくなる。しかも、こうした感動の絆は一生続く。
私は1986年に初めて中国を訪問した。私の妻も1984年に交流プログラムで中国を訪れている。私達は当時、中国の友人たちと共通の感動を持つことができた。この体験が、私達夫婦の中国に対する見方の基礎となっている。
▽来年、ビザ発給要件を緩和か
データによると、訪日中国人観光客は今年、200万人の大台を突破する見込みだ。私はより多くの中国の方々が日本を訪れ、日本に対する理解を深め、日中関係の促進にプラスの効果を生むことを期待している。外務省はこのほど、中国人に対する数次ビザの発給要件を緩和することを決定したと発表した。来年の春節にはより多くの観光客が訪日することを願っている。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月28日