元旦が終わると、老人ホームで95歳の誕生日を迎える鄒道本氏
【退職後:抗日戦争の経歴を理解してもらえれば本望】
今月13日の第1回「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」の当日、民間ボランティアが発行した抗戦記念メダルを身に着けた鄒道本氏は、老人ホームで、南京で行われた式典の生放送の画面に見入った。
あと1カ月足らずで、鄒道本氏は95歳の誕生日を迎える。「今、何か願いはありますか?」と聞かれた老人は、ごくあっさりと、誠実な態度で、「私の抗日戦争の経験を理解してもらうことができれば、それで十分です」と答え、次のように続けた。
あの苦しかった抗日戦争の日々を経験していない多くの若者には、実感はほとんど湧かないことだろう。軍事学校で共に学んだ同窓生と集まり、「苦しかった頃、抗日戦争による苦難に満ちた日々」を一緒に振り返ることは、懐かしく、また楽しくもある。
とはいえ、当時南京で一緒に学んだ同級生は106人いたが、今も生きているのは6人だけになってしまった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月31日