犠牲者を捜索する捜索員。
墜落現場には、髭剃りや歯ブラシ、アクセサリーなど、犠牲者のDNAが付着している可能性のある物品が散乱しており、捜索員がそれらを回収し、墜落現場近くに設置された特別施設やスペイン・バルセロナの専門施設でDNA鑑定が実施されている。犠牲者の遺族や友人が提供した、歯形情報や義肢の有無、心臓ペースメーカーの有無、タトゥーの有無、搭乗時の服装などの情報も早期の身元特定につながるという。
Tsokos氏はドイツ紙「ビルト」の取材に対して、放射線科の専門家が移動型CT装置を使って、心臓ペースメーカーなど、体内に埋め込まれた装置の有無を調べていると語った。
Tsokos氏によると、墜落現場には、生涯忘れることができないほどの恐ろしい惨状が広がっているという。「今後約3週間で、犠牲者95%の身元特定ができる」とみられている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月1日