過去にマラソンに参加していたルビッツ副操縦士(資料画像)
ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスの旅客機9525便(A320型機)が3月24日にフランス・アルプスの山深い場所に墜落した事故で、乗員乗客150人の遺体のDNA鑑定が日夜実施されている。新華社が報じた。
墜落時の衝撃を受けて遺体は激しく損傷しているため、身元特定には約3週間必要とみられている。捜索員は墜落現場となった山間に泊まりこみで捜索を行っている。
ドイツのDNA鑑定士Michael Tsokos氏は3月29日、同機を故意に墜落させた疑いのあるアンドレアス・ルビッツ副操縦士の遺体を発見し、DNA鑑定で本人と確認されたと明らかにした。ただ、フランス・マルセイユの検察官Brice Robin氏は翌日に同ニュースを否定している。
Tsokos氏によると、撮影や3Dスキャン技術などを駆使して遺体を識別し、遺族などから提供を受けた歯ブラシや髪の毛などを使ってDNA鑑定を行い、同時に乗客リストとの比較も行っているという。